ハセガワ サトシ
HASEGAWA Satoshi
長谷川 聡 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 |
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項目区分 | 作成した教科書、教材 |
期間 | 2013/01/15 |
事項 | 新版労働法重要判例を読むII |
概要 | この著作は、労働法分野において理論上または実務上特に重要と考えられる最高裁判例を抽出し、これらについて理論的水準を落とさないことを意識して個別に評釈を加えた判例集である。同書において横手統制電話中継所事件(最三小判昭62.9.22労判503号6頁)を検討対象とする項(「年休の利用目的と時季変更権行使における配慮」)を担当し、年休取得を可能にするために使用者に要請される配慮の程度や、時季変更権行使にあたって年休の利用目的を考慮することの評価に着目して同裁判例を検討した。本判決が年休の完全取得と休暇の時季の選択権保障との調和を争点として提起し、これに対して配慮の程度の強化する方法や使用者が年休付与に関与する対応方法がありうること、年休自由利用の原則を維持した本判決をふまえ、年休の利用目的を一部考慮する他の裁判例の立場に問題提起をすることが可能であることなどを指摘する。 教材種別:教科書 単独・共同区分:共同 代表者氏名:唐津博・矢野昌浩・和田肇 主たる利用者:研究者、実務家、法科大学院学生、法学部生 |