イワサワ タツヒコ
  岩澤 龍彦
   所属   専修大学  文学部
   職種   助教
発表年月日 2021/07/04
発表テーマ ВОПРАを中心としたソヴィエト建築界の略図ー1926-1931
会議名 2020年度専修大学哲学会大会
主催者 専修大学哲学会
発表形式 その他
発表者・共同発表者 岩澤龍彦
概要 ※ここにアップロードしている資料は、メモを含めた読み上げ原稿である。

本発表は1926年から1931年までのソヴィエト建築界の動向を、АСНОВА、ОСА、ВОПРАを中心に整理することを主な課題としている。第一に、1926年のАСНОВАとОСАの宣言文、そしてそれに基づいた両者の批判をフォローした。第二に、それを踏まえて1929年に設立されたВОПРАの建築論を分析した。
ВОПРАがАСНОВА(フォルマリズム)、ОСА(技術フェティシズム、反芸術)に対して行った批判は、АСНОВАとОСА同士の批判、議論と酷似しており、もはやАСНОВА、ОСА同士の議論の横滑りでしかなく、ВОПРАが彼らと異なるのはただ唯一、その階級的意識だけであった、と結論づけた。