オガワ タケシ
OGAWA Takeshi
小川 健 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2022/03/05 |
発表テーマ | 微積分を使わない新貿易理論の骨子を学べる練習問題開発 |
会議名 | 経済教育学会 2022年春季大会 |
主催者 | 経済教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 城西国際大学(オンライン開催) |
開催期間 | 2022/03/05~2022/03/05 |
発表者・共同発表者 | 小川健 |
概要 | 多様性の選好を反映した新貿易理論は財の数の増加を積分の範囲の長さで表現してきたことから,微積分を知らないと新貿易理論は概念的な話と結果のみしか説明できなかった。そのため微積分を知らない場合には,多様性の選好を反映した形などその大枠を練習問題で理解できる形式は困難と考えられてきた。
今回,2国それぞれが,その国で作れる3種類の財のうち1種類の財はその国でしか作れない財を用意し,その財を含む(各国異なる)2種類の財に集中する形を取り,効用に(各財の消費量+1)の積を取ることで,収穫逓増の性質を活かしてたとえ氷解型輸送費を入れても貿易における消費可能な財の種類の(3種類⇒4種類への)増加による貿易の利益に繋がる練習問題を考案・開発した。鉄道型を取り入れた輸送費最小による立地選択で,大市場地近くでの生産を志向する意味での自国市場効果とも整合的で,電卓利用も最小限(原理的には不要)にする練習問題を開発・考案した。 講義で微積分が使えない事例は中堅私大をはじめ数多く存在するが,その際に概念理解だけでなく数値計算で扱える強みが本練習問題には存在する。 |
researchmap用URL | https://jsee.ecoedu.jp/?02conf2/2022conf2-2 |