マジマ タカシ
MAJIMA Takashi
間嶋 崇 所属 専修大学 経営学部 専修大学大学院 経営学研究科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2008/09 |
発表テーマ | 学問としての経営学の現状と将来-経営組織論におけるシンボリック-解釈主義アプローチを中心に- |
会議名 | 第25回経営哲学学会全国大会統一論題 |
主催者 | 経営哲学学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 慶応義塾大学 |
概要 | 概要
経営学の依って立つ科学哲学のあり方、またそれに基づく経営学アプローチのあり方について報告をした。内容は以下の通り。経営学は、「協働システムの経営を理解・説明する学問」である。その理解や説明が経営にまつわる諸問題を浮き彫りにしたり、経営実践においてそれら問題を解決するのに補足的な知識を提供したりすることに貢献するならば、経営学の研究に対する科学哲学的立場は多様であってよい。それゆえ、これまで支配的であったモダニズム(modernism)アプローチのみならず、1970年代以降登場するシンボリック-解釈主義(Symbolic interpretivism)アプローチも、さらにはポストモダニズム(postmodernism)アプローチと呼ばれる昨今の動向も上述に貢献するならば、研究の選択肢の1つとして受け入れるべきであろう。しかし同時に(モダニスト的発想かもしれないが)、際限のない相対主義の受け容れは、共約不可能性や何でもありを助長し、科学や学問の意味を曇らせるであろう。それゆえ、ここで今一度、科学とは何か学問とは何か、経営学とは何かを改めて検討する必要も一方であるだろう。 |