オガワ タケシ
OGAWA Takeshi
小川 健 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2020/10/10 |
発表テーマ | 外貨建て保険の終焉・資格化と国際金融への組み込み |
会議名 | 日本経済学会2020年度秋季大会 |
主催者 | 日本経済学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 立正大学(オンライン開催) |
発表者・共同発表者 | 小川健 |
概要 | 日本円建ての保険と異なり,外貨建て保険は為替リスクが明示的に影響する。
しかも日本円市場が長期低金利のため,為替リスクと引き換えに高利回りな外貨市場を使える外貨建て保険は同じ価値の保険金に対し保険料を抑えることができる特性を持つ。 しかし,その為替リスクは保険会社でなく契約者が直接負うだけでなく,従来の保険には無い為替リスクが明示的に影響する。しかも従来の国際金融が実質為替レート中心に捉えるが,名目為替レートの変動リスクを重視できる教材としての有用性も外貨建て保険には高い。更に新入社員などの新人時代に勧誘が来る可能性がありながら,その影響は30年以上の長期契約も珍しくないので,大学生のうちに学んでおくことは重要となる。 そのため名目為替レートに対する変動リスクの教材として寧ろ理解する方が寧ろ適している。本報告では明日から講義に使えるものとして,学部生用の国際金融の教材として外貨建て保険を扱うための方法を取り上げる。 |