オガワ タケシ
OGAWA Takeshi
小川 健 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2020/11/01 |
発表テーマ | 外貨建て保険の国際金融・学部生用講義への取り込みの重要性 |
会議名 | 日本金融学会2020年度秋季大会 |
主催者 | 日本金融学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 岡山商科大学(オンライン開催) |
発表者・共同発表者 | 小川健 |
概要 | 日本がゼロ金利政策の導入を始めて以来,低金利の時代が 20 年近く続いていて,2016(平成 28)年にはマイナス金利の導入が一部始まった。こうした低金利の中で,日本円建ての保険については運用益が充分に見込めないことから,保険金に対して保険料が高くなる状況が続いている。その中で日本円市場よりは比較的高利回りとなる外貨市場を活用して同じ価値の保険金に対し実質的な保険料を抑える手法が注目されている。
しかし,外貨建て保険には保険料・保険金共に外貨で設定して為替リスクを(保険会社ではなく)契約者が負う代わりに比較的高利回りとなる外貨市場を活用でき,同じ価値の保険金に対し保険料を比較的抑えられる仕組みであるため。為替リスクが非常に大きく影響する。 外貨建て保険の取り扱いについては為替リスクに関する理解が非常に必要になる項目である反面,卒業直後の一般の新人などにも販売勧誘事案がある事から,大学在学中の教育が非常に大事になるだけでなく,その契約には 30 年以上の長期的な契約もあるだけに大きい。 そこで本報告では「明日から講義に使える」を目標に,外貨建て保険の国際金融・学部生湯抗議への取り込みを想定した報告を行う。 |