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クドウ ユミ
kudo yumi
工藤 由美 所属 専修大学 国際コミュニケーション学部 職種 講師 |
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| 発表年月日 | 2019/07/06 |
| 発表テーマ | マプーチェ医療成功のもう一つの顔 |
| 会議名 | 第8回アンデス・アマゾン学会 |
| 主催者 | アンデス・アマゾン学会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | 口頭(一般) |
| 単独共同区分 | 単独 |
| 国名 | 日本 |
| 開催地名 | 福井アオッサ、福井 |
| 開催期間 | 2019/07/06~2019/07/07 |
| 発表者・共同発表者 | 工藤由美 |
| 概要 | チリの先住民保健プログラム下で公的医療に組み込まれた先住民マプーチェの医療(以下、マプーチェ医療)は、首都サンティアゴでも2003年に実施され始めた。10年以上経過した現在まで受診者数は増え続け、特にチリ人受診者数が増加した。この成功は内外で注目を集めており、筆者はこれまでこの成功の要因について分析し、報告してきた。
本発表は、①これまでの報告の論点を整理し、②マプーチェ医療が公的医療に取り込まれたことの持つ否定的な面や、医療の外側で生じている問題について論じるものである。①マプーチェ医療の成功の背景には、一方でチリ社会の急速な健康転換による慢性疾患の増加、それに伴う医療費膨張、西洋医薬への不信の増大があり、他方には首都におけるマプーチェの存在感を高めたい先住民組織の積極的で非営利的な参画があった。マプーチェの薬草の多くは科学的にも有効性が認められ、安価な医療資源として再認識されていたが、慢性病と西洋医薬への不信を抱えたチリ人患者は、この「自然の薬草」による治療に引きつけられた。②公的医療としてのマプーチェ医療は、患者側から見れば「無償」で提供されている。それはマチ(マプーチェの医療者)・患者間の互酬関係の消失であり、世界観上極めて危険な状況に両者を置くが、現状では解決策はない。医療の外側では、チリ南部の故地で、経済的利得を目論む不適格なマチ志望者と彼らを利用するマチが出現している。 |
| researchmap用URL | https://researchmap.jp/yumikudo |