イシカネ ヒロシ
ISHIKANE Hiroshi
石金 浩史 所属 専修大学 人間科学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2011/12/04 |
発表テーマ | 小型脊椎動物の視運動反応を用いた運動残効の神経基盤に関する研究 |
会議名 | 日本基礎心理学会第30回大会 |
主催者 | 日本基礎心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 慶應義塾大学 日吉キャンパス |
概要 | 概要 ゼブラフィッシュの視運動反応(optomotor response; OMR)と運動方向選択性ニューロンの活動を調べることにより,運動残効の神経基盤について検討した。ゼブラフィッシュをドーナツ形の水槽内で泳がせ,運動する矩形波刺激を呈示したところ,OMRが確認された。OMRにおける刺激依存性は先行研究にほぼ一致した。また,運動刺激の呈示終了後に,反転する行動が観察された。この反転行動の潜時は,運動刺激の呈示時間を長くすると短くなった。同様の視覚刺激を剥離した網膜に呈示し,神経節細胞の活動電位応答を測定したところ,運動方向選択性ニューロンの存在が明らかになった。また,これらのニューロンの中には,刺激呈示終了後の反転行動を説明可能な発火活動を示すものがあった。以上の結果より,OMR及び反転行動が,網膜神経節細胞の発火活動によって誘発されることが示唆された。 発表要旨集名日本基礎心理学会第30回大会プログラム 開始ページ55 終了ページ55 |