マスダ アキコ
MASUDA Akiko
増田 明子 所属 専修大学 商学部 専修大学大学院 商学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2019/05/12 |
発表テーマ | 「マーケティング・コミュニケーションにおけるナラティブの役割」 |
会議名 | 第58回 消費者行動研究コンファレンス |
主催者 | 日本消費者行動研究学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 上智大学 |
発表者・共同発表者 | 増田明子、松井剛、津村将章 |
概要 | 本研究の目的は,物語マーケティング研究におけるリサーチギャップを明らかにすることにある。従来の研究では,その物語構造や消費者の情報処理や解釈に着目した研究が行われてきた。なぜならば,物語を「完成したひとつのパッケージ」すなわちストーリーとして捉えてきたからである。しかし近年,インターネットでの「炎上」などのダイナミックなプロセスでは,ストーリーについての受け手の語りを含めた生成プロセスが観察されるにも関わらず,これについて十分な研究が行われていない。本研究では,こうしたプロセスをナラティブと呼び,今後の重要な研究領域であることを示す。本研究の主張は,従来の研究は物語構造にのみ注目してきたが,ナラティブ・マーケティング研究では,物語構造のみならず,企業の地位や,受け手が共有する社会規範,語られることによる物語変容,コミュニケーションの場の進化もまた視野に入れるべきである,というものである。 |