サトウ ヒロシ
SATO Hiroshi
佐藤 暢 所属 専修大学 経営学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2009/09 |
発表テーマ | 南西インド洋海嶺34°Eから40°Eの3つのセグメントから得られた玄武岩の地球化学 |
会議名 | 日本地球化学会第56回年会 |
主催者 | 日本地球化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 広島大学 |
発表者・共同発表者 | 佐藤暢 、中村謙太郎 、町田嗣樹 、淡路俊作 、加藤泰浩 、熊谷英憲 |
概要 | 中央海嶺での拡大様式や海嶺の構造は、拡大速度とメルト供給のバランスで決まっており、メルト供給量はマントルソースの温度や組成を反映していると考えられる。従って、拡大速度がほぼ等しい中央海嶺での拡大様式・海嶺の構造は、マントルソースの温度・組成条件の違いの結果であると推測される。このことを検証する目的で南西インド洋海嶺の東経34°から40°の海域で岩石採取を行った。採取された玄武岩の微量元素組成に基づくと、近接するセグメントの間や同一セグメント内でも異なる岩石組成が得られた。このことは、マントルソースの組成や温度について非常に小さいスケールでの不均質さを予想させる。このような変化が拡大方向にも拡張されると、オフリッジに異なる組成の岩石が分布し、熱水の通過する流域では中央海嶺とは異なる岩石との反応が生じている可能性も考慮する必要がある。
発表要旨集名日本地球化学会第56回年会講演要旨集 |