タカハシ ユウイチ   TAKAHASHI Yuichi
  高橋 雄一
   所属   専修大学  国際コミュニケーション学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   教授
発表年月日 2026/02/28
発表テーマ 複合辞としての「ことなら」について
会議名 東アジア国際言語学会 第 13 回大会
主催者 東アジア国際言語学会
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 オンライン
開催期間 2026/02/28~2026/03/01
概要 複合辞の「ものなら」(例:できるものなら世界中を旅行してみたい)は文型辞典や先行研究で多く取り上げら
れているが、これを「ことなら」に置き換えた表現(例:できることなら世界中を旅行してみたい)は、複合辞
として取り上げられることはないようである。本研究は、このような「ことなら」がどの程度複合辞としての性
格を持っているのか、また、「ものなら」や「のなら」「なら」とどのように異なるのかについて論じる。
「ことなら」には、慣用表現的な「なろうことなら」がある(例:なろうことなら、一生おそばにお仕えした
い気持ちです)。上に挙げた「できることなら」はこれに近く、より新しい表現と推測できる。一方、「できるも
のなら やってみろ」が「??できることなら やってみろ」では不自然になるという使用の制限も見られる。さら
に、「なら」と共に「のなら」が使用できるとされる「認識的条件文」は、先行研究の例文によると「ものなら」
「ことなら」は使用できないようである。ただし、特に「ものなら」については反例になりそうな用例も見られ
る。以上のような観点から、「ことなら」とその周辺について論じる。