オガワ タケシ   OGAWA Takeshi
  小川 健
   所属   専修大学  経済学部
   専修大学大学院  経済学研究科
   職種   教授
発表年月日 2018/09/08
発表テーマ 非譲渡性枠の各主体配分の不当性はどこまで拡張可能か
会議名 環境経済・政策学会 2018年大会
主催者 環境経済・政策学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 上智大学
開催期間 2018/09/08~2018/09/09
発表者・共同発表者 小川健
概要 越境資源(財)の世界では使われる非譲渡性の生産/収穫/漁獲枠の各国配分. ⇒共有漁業資源の2国貿易を中心に論じてきた不当性はどの程度拡張可能か論じる. ⇒前提の“内点解的交渉決裂点”に着目
輸送費・関税等の各国の違いは導入可
離散時間での枠組みで扱ったが連続時間 (微分ゲーム)でも結果まで含め導出可能
資源の特性によらず:各国保有資源でも共有資源でも,親魚/稚魚の違いや被食/捕食関係等があっても,国際共通市場なら可
鮮魚想定:財保存や資本ストックは考慮外:資源財の「保存が可能」なら結果が弱まる (長期均衡でのみ:移行過程は命題崩壊)
(解法上)世界需要≦世界供給の等号成立⇒乗数の符号決定上重要な技術的仮定
端点解を含む分析(リカード型等)の有効性 cf. Takarada et al.(2012, Nanzan WP)
生産/収穫/漁獲関数・効用関数・資源の動学方程式の形状,各国差及び各期差にほぼ拠らず結果が成立:非常に強固な頑健性
ということは,漁業に限らず(枯渇性迄含め)全ての資源で共通市場ならこの結果は成立する!!!
researchmap用URL https://www.seeps.org/meeting/2018/18abst1_2.pdf