マスダ アキコ   MASUDA Akiko
  増田 明子
   所属   専修大学  商学部
   専修大学大学院  商学研究科
   職種   教授
発表年月日 2016/06/18
発表テーマ 「時間とお金への意識と幸福感~解釈レベル理論で考える利他的行動~」
会議名 第52回 消費者行動研究コンファレンス
主催者 日本消費者行動研究学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 関西学院大学
発表者・共同発表者 増田明子、石井裕明、恩蔵直人
概要 社会貢献に参加するなどの利他的行動は、幸福感を得ることに影響を与える。個人が行う主な利他的行動には、「お金」を貢献する寄付活動と「時間」を貢献するボランティア活動がある。Macdonnell & White(2015)は、このお金と時間に焦点を当てて、解釈レベル理論を用いて考察している。すると、お金を意識させられた消費者は低次レベルで具体的な思考を抱くようになり、時間を意識させられた消費者は高次レベルで抽象的な思考を抱くようになる。
幸福感は、一義的ではなく(Mogilner, Kamvar, & Aaker, 2011)、消費者は未来を意識させるとワクワクした幸福感を感じやすくなり、現在を意識させるとおだやかな幸福感を感じやすくなる。この2種類の幸福感は、商品の選択にも影響を与える(Mogilner, Aaker, & Kamvar, 2012)。
 本研究では、利他的行動(お金(寄付)と時間(ボランティア))と、2種類の幸福感について解釈レベル理論を用い、これらが消費行動へおよぼす影響について論じた。