オガワ タケシ
OGAWA Takeshi
小川 健 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2019/08/28 |
発表テーマ | 新学習指導要領「公共」の報告―マーク式試験が公共の新規「教える順序」に与える影響― |
会議名 | 日本リメディアル教育学会 第15回全国大会 |
主催者 | 日本リメディアル教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 金沢工業大学 |
開催期間 | 2019/08/26~2019/08/28 |
発表者・共同発表者 | 小川健 |
概要 | 学校教育部会におけるテーマ「新学習指導要領と大学教育―高大接続の学習課題の検討―」の部会企画において報告した。「公共」では教える「順序」が設定されている。その影響の一例を紹介している。
今回の学習指導要領に沿って説明するとするなら,「A 公共の扉」で選択的夫婦別姓は(個人として尊重されるべきと共に)日本の伝統を崩す可能性を指摘してから,「B 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち」の中でSDGsの1項目としてジェンダー平等の話を教えられることになる。しかし,その順番を考慮に入れない作問としては,例えば「選択的夫婦別姓の導入はSDGsの目標の1つであるジェンダー平等上重要であり,国連も日本に勧告をしている。」を正解の選択肢になるように出題することは十分考えられる(正解にすべきと報告者も考える)。 しかし,教える順序を考えれば「先に日本の伝統を崩すものと理解するため」正解にならないと判断しうると考えられる。しかも記述ではないため,色々比較する記載を受験生が書くこともできない。 |
researchmap用URL | http://www.jade-web.org/files/download/pdf/jade15PlanningOverview.pdf |