オカムラ ヨウコ
OKAMURA Youko
岡村 陽子 所属 専修大学 人間科学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007/06 |
発表テーマ | 脳外傷児のWMS-RとWISC-IIIの検討 |
会議名 | 第44回日本リハビリテーション医学会学術集会 |
主催者 | リハビリテーション医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 神戸国際会議場・神戸国際展示場 |
概要 | 概要 健常児のウエクスラー記憶検査(以下WMS-R)の調査結果をもとに、7歳以上の小児にWMS-Rを用いる場合の問題点と発達期の特徴を検討するため、脳外傷児のWMS-Rとウエクスラー式児童用知能検査第3版(以下WISC-III)の結果について検討した結果、WMS-Rのすべての指標において、損傷群は健常群に比べ成績が有意に低下していた。しかし、損傷群の「注意/集中力」と「遅延再生」では、年齢群間の比較で有意差は認められなかった。年長群では、「視覚性再生I」やその遅延再生課題である「視覚性再生II」においても、WISC-IIIの多くの言語性下位検査と有意な相関が見られるのに対して、年少群では有意な相関が見られる検査が少なかった。以上より、年長(形式的操作期)になると脳外傷児でも視覚情報の記銘や把持も含めた記憶能力に言語能力がより多く関与するようになると考えられる。 発表要旨集名The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 44巻 発表要旨集名(英語)The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 44 PageS373 開始ページ373 終了ページ373 要旨集発刊年月200705 |