サトウ ケイイチ
SATO Keiichi
佐藤 慶一 所属 専修大学 ネットワーク情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
標題 | 想定首都直下地震の危機対応学 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | *** |
巻・号・頁 | No.4 |
総ページ数 | 27 |
概要 | 本稿では、「防災計画」との対比から「危機対応学」の性格について検討し、「想像もできないような想定外も含めた危険事象に、迅速に柔軟に対応するための人や組織、社会のあり方」という理解を書き出した。そして、想定首都直下地震を対象に、被害想定の災害リスク情報としての特色を説明した上で、帰宅困難の問題の検討、原宿表参道をフィール ドとしたワークショップ、外国人観光客をターゲットにしたBOSAI MANGA MAPの制作について紹介した。さらに、避難後の仮住まいの問題に着目して、被害想定や統計デー タを用いて市区町村ごとの過不足を計算し、広域化の可能性を指摘し、実際に対応にあた る担当者や地域住民らと共に、想定される状況への対応を話し合い、具体的な準備につな げるボトムアップのアプローチの必要性を記した。最後に、想定首都直下地震後の危機対応学に向けて、復興まちづくり、国際比較、創造性、多様性配慮、実践性などの考慮している要素を書き出した。 |