ハセガワ サトシ
HASEGAWA Satoshi
長谷川 聡 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/02 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | ヒュー・コリンズ『イギリス雇用法』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | イギリス労働法研究会 |
巻・号・頁 | 60-87頁 |
著者・共著者 | イギリス労働法研究会訳 |
概要 | この共訳書は、ヒュー・コリンズ(Hugh Collins)の著書である『雇用法(Employment Law)』をイギリス労働法研究会に属するイギリス労働法の研究者が翻訳したものである。第三章「雇用機会と差別」(60頁以下)を担当した。 第三章では、差別の立証、差別の正当化、差別の撲滅という3つのテーマが論じられる。その中で現在のイギリスの差別理論・制度について、差別理由以外の事由が同一である者を比較することという証明方法が限界を迎えていること、間接差別の差別的効果の証明に統計の用い方等の困難があること、ある集団を優遇する積極的差別是正と間接差別の正当性の抗弁の判断基準は実質的に機能が重複する点があること、個人の訴訟による差別撲滅には限界があり、当事者が参加する自律的規制の手法が望ましいことなどの問題点、特徴を指摘している。 |