サノ ヒロユキ   SANO Hiroyuki
  佐野 裕志
   所属   専修大学専門職大学院  法務研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/01
形態種別 未選択
標題 相殺の抗弁と二重起訴禁止-訴訟中の訴え提起と二重起訴禁止法理の検討を兼ねて-
執筆形態 その他
掲載誌名 一橋学会(一橋論叢)
巻・号・頁 117/1,47-63頁
総ページ数 17
概要 訴訟係属中に、別訴で訴訟物となっている債権を自働債権として相殺をなし得るかを、二重起訴禁止法理の出発点までさかのぼって検討し、また判例で問題となった具体的な事案を検討することによって、近時の通説的な見解が持つ問題点と判例理論の射的距離を明らかにし、その解決の方向を示した論考。すでに訴訟の対象となっている債権を別訴での抗弁に利用することは債権の二重行使(=二重起訴)という面を有するにもかかわらず、相殺の担保的機能という面から合理性を有することを、実際の裁判例を用いて指摘し、二重起訴禁止法理の立法目的を検討することによって、訴訟中の訴え提起の一つである反訴の形式を用いて行使するならば、訴訟上の問題点(相手方の二重応訴の弊、裁判所の審理重複・判断の矛盾等)も解決できることを示している。