サノ ヒロユキ
SANO Hiroyuki
佐野 裕志 所属 専修大学専門職大学院 法務研究科 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1982/11 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 訴訟告知制度-史的考察(二・完) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 民商法雑誌 |
出版社・発行元 | 有斐閣 |
巻・号・頁 | 87(2),166-196頁 |
総ページ数 | 31 |
概要 | 民事訴訟法に規定された訴訟告知制度は、要件の規定と効果の規定の適用範囲が一致していないなど不明確な部分が多い。その一方で、第三者に訴訟関与の機会を与える点をとらえ、民事訴訟における手続権保障の役割を与えようとする見解が有力化している。そこで、日本法が継受したドイツ民事訴訟法に規定されている訴訟告知制度をとりあげ、ローマ法での展開、その継受後の歴史的展開を検討し、特に、普通法時代の実際の機能、そしてドイツ民事訴訟法制定過程の議論を検討することによって、現在、ほとんど利用されなくなってきている訴訟告知制度に、手続権保障の機能を持たせることが可能であることを論証した。 |