ニッタ シゲル   NITTA Shigeru
  新田 滋
   所属   専修大学  経済学部
   専修大学大学院  経済学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 研究論文
標題 価値論と転形問題:概説
執筆形態 その他
掲載誌名 茨城大学政経学会 「茨城大学政経学会雑誌」
巻・号・頁 (79),1‐20頁
概要 この連作論文では、まず自身の見解を概説という形で述べた後に、この問題を巡って錯綜してきた諸論点の何が問題であり何が問題ではなかったのかを整理、再確認することを試みている。基本的には、宇野学派による労働時間と価値と価格の間の「次元の相違」を基礎的な視角とし、置塩信雄氏によって普及している一般的な形式での定式化を試みつつ、伊藤誠・青才高志両氏の見解を承認した。そのうえで、宇野学派にあっても、なお労働時間と価値と価格の三者間の「次元の相違」に関する理論的混乱が論者ごとに多種多様な形でみられることを省察することによって問題の解決をめざしている。