サイトウ タツヤ   SAITO Tatuya
  斎藤 達哉
   所属   専修大学  国際コミュニケーション学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/02/19
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 覚一本平家物語の「にて候」と「で候」
執筆形態 単著
掲載誌名 『國學院雑誌』
掲載区分国内
出版社・発行元 國學院大學
巻・号・頁 98(2),45-56頁
総ページ数 12
概要 覚一本平家物語の会話文に出現する文末表現「ニテ候」と「デ候」の使い分けついて論じたものである。この論考によって明らかにしたことは、以下のことである。「ニテ候」は、品位を保つべき場面など、心理的な改まりの意識の見られる個所で用いられる傾向があり、雅語的である。一方、「デ候」は、緊迫した場面、侮蔑を伴う場面、乱雑な行為を伴う場面で用いられる傾向があり、平俗語的である。