ヤマモト ミツル   YAMAMOTO Mitsuru
  山本 充
   所属   専修大学  文学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/02
形態種別 未選択
標題 山地の土地資源利用
執筆形態 単著
掲載誌名 大明堂
巻・号・頁 1-144頁
総ページ数 144
概要 北上山地とヨーロッパアルプス、オーストリア・チロル州における現地調査を通して、両者に共通して、山地に適応した形態で耕作と家畜飼養、そして農外就業の組み合わせが存在し持続していること、その基盤として、山地の複合的な土地資源利用の存在があること、この複合の形態には山魂全体では高度帯ごとに差異が存在すること、こうした差異と生業の複合という点で、山地地域においては基本的な構造を維持いていることを明らかにした。とりわけ先進国においては工業の発達が低高度帯において、観光化の進展が高高度帯において顕著に生じることによって、高度帯ごとの差異により顕著となっている。さらに、各高度帯の中における土地利用と生業の複合の差異は、経営規模や労働力の差異、ひいては相続制や土地所有の差異によると考えられた。