スズキ タケオ   SUZUKI Takeo
  鈴木 健郎
   所属   専修大学  国際コミュニケーション学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/11
形態種別 未選択
標題 白玉蟾の内丹説
執筆形態 その他
掲載誌名 日本道教学会 『東方宗教』
巻・号・頁 102,1-23頁
概要 白玉蟾は南宋期の道士であり、内丹と雷法の大家、「南宗」の創始者として知られる。本論は白の内丹説を先行の内丹説と比較し、その論理構造を明らかにする。その説の特徴は、先行説よりも高度な水準で「内丹」と「禅」の論理的統合を完成したところにあり、萬物から気を介して道・空へ至る存在論的上昇・生成論的遡源と、道から気を介して萬物へと展開する「造化」とを同一視することによって、往還的全体としての「内丹」という新説を提示するものであったということができる。