サカヅメ サトミ   SAKAZUME Satomi
  坂誥 智美
   所属   専修大学  法学部
   専修大学大学院  法学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/02
形態種別 未選択
標題 『大名権力の法と裁判』
執筆形態 共著
掲載誌名 創文社
総ページ数 20
著者・共著者 藩法研究会編
概要 第2部「会津藩における行刑の取り計らい」を執筆。会津藩において士分の博奕行為に対する罰則は、初期は「市中晒」、享保期には厳罰化して「他邦追払」であった。藩の刑法典である「刑則」が制定された後の事例は、正史「家世実紀」には無く、寛刑化・厳罰化のどちらとなったかは不明である。天保期の刑政を示す「簡易之取計」は「家世実紀」には記されることのない庶民の軽微罪の吟味取締が記されている。男女の性別による刑罰の差など「刑則」で規定された内容が明確な数的差(杖数や徒年数)として行われていたこと、市中晒や笞杖刑の実施方法、実際の処罰方法、博奕者を捕らえた際の御賞規定などが判明した。