カツマタ タツヤ   KATSUMATA Tatsuya
  勝俣 達也
   所属   専修大学  人間科学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/11
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 明治中期「鉄工社会」における「労働」と「相互行為」
執筆形態 その他
掲載誌名 日本労働社会学会年報
巻・号・頁 (14),155-177頁
総ページ数 23
概要 戦後日本の大企業の内部労働市場においては、職能資格制度に代表されるように、労働者のもつ技能と、組織内地位という二つの属性を連動させる仕組みが発達した。本論文は、日本で最初の労働組合である鉄工組合における運動の「論理」の分析を通じて、こうした二つの属性の制度的な関係性が、早くも戦前の国民国家形成期の一鉄道会社において成立していった過程を明らかにしたものである。さらに、こうした近代日本において成立した労使関係あるいは労務管理の制度的な特徴を、初期のJ.ハバーマスの議論を参照することによって位置づけた。