ミヤモト アヤ   MIYAMOTO Aya
  宮本 文
   所属   専修大学  国際コミュニケーション学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 「チャールズ・レズニコフの『見る』ことの訓練」
執筆形態 単著
掲載誌名 『比較文學研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 東京大學比較文学会
巻・号・頁 (81),50-71頁
著者・共著者 宮本 文
概要 写真に喩えられることの多いチャールズ・レズニコフの詩を、「見る」という観点から再検討する。レズニコフが属したオブジェクティヴィストたちは「見たまま、聞いたままに書く」というアジェンダを掲げるが、実は「見たまま、聞いたままに書く」というのは写実的に書くということではない。単に見て書くというだけでは慣習に多く依存することになり、紋切り型の物語から逃れられない。「見たまま」の感触を再現するためには、「よく見る」という行為が要求されるのである。本論では、写真との比較から出発し、レズニコフの詩がいかに仔細な観察と記憶の再構成、及び推敲という技巧によって支えられているか、検証している。