カワカミ ヨウヘイ
KAWAKAMI Yohei
川上 洋平 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「ジョゼフ・ド・メーストルの反革命論――総裁政府期のコンスタン批判にみる政治的なものの諸相」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (80),187-219頁 |
概要 | 本論文は、フランス革命期におけるメーストルの反革命論の中に、同時代の共和派の議論とは異なる政治的なものの概念を見いだしその意義を探る試みである。同時期において共和派の代表的論客バンジャマン・コンスタンが共和政をその不人気にもかかわらず、それが時代精神に適うがゆえに積極的に擁護すべきであるとしたのに対して、メーストルは共和政は誤っているがにもかかわらずそれを軍事的に打倒する「反革命」はなされてはならないとして消極的にであれ共和政を「擁護」した。こうした歴史的論争を踏まえ、そこにジョン・ロックに代表される個人主義的リベラリズムとは別の思考様式――「メタポリティック」――による自由と秩序の両立の試みを見いだそうとした。 |