セノオ テツジ   SENOO Tetsuji
  妹尾 哲志
   所属   専修大学  法学部
   専修大学大学院  法学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/06
形態種別 学術書
標題 『戦後西ドイツ外交の分水嶺―東方政策と分断克服の戦略、1963~1975年』
執筆形態 単著
掲載誌名 晃洋書房
総ページ数 296
概要 本書では西ドイツで1969年に成立するブラント政権が推進する東方政策について、西側諸国との意見調整に配慮しつつ、また西ドイツ国内の強硬な反対論を乗り越えて、1975年のCSCEの開催に至る過程を検討した。未刊行史料をはじめとする一次史料を豊富に利用して、米ソ中心史観の冷戦史研究の傾向に対し、東西対立の舞台であった西ドイツ側からの主体的な外交政策に注目する意義を強調し、さらに東方政策における西側諸国との意見調整に注意を払うことで、ヨーロッパにおける東西の狭間で揺れ動くドイツ外交の視点を導入した。こうした二つの分析視角を通じて、ブラント外交の多面性に迫るものである。