イケオ レイコ
IKEO Reiko
池尾 玲子 所属 専修大学 国際コミュニケーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/04 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | The positions of reporting clauses of speech presentation with special reference to the Lancaster Speech, Thought and Writing Presentation Corpus. |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Lancaster:University Centre for Computer Corpus Research on Language. |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 281-288頁 |
総ページ数 | 8 |
概要 | he said' 等の話者をあらわす伝達部が、直接話法、間接話法において、被伝達部の文頭、文中、文末のどの位置に来るかをランカスターコーパスを使ってテキストのジャンルごとに分析した。直接話法では新聞記事は文頭、小説は文末におかれる傾向があるが、間接話法ではどのジャンルにおいても、90%以上の事例において、伝達部は文頭に置かれるので、間接話法の伝達部の位置は統語上確立されているといってもよい。しかし、コーパスには間接話法の伝達部が文中、文末という事例も見られた。これらの変則例は、従来自由間接話法に近いものとみなされ小説に多いとされていたのに対し、コーパスでは、新聞のデータの中に多く見られたことは注目に値する。本論はこれら、新聞の事例をコンテキストを考慮しながら分析し、パターンに分け、小説に使われた場合の効果とどのように異なるかを分析した。 |