オオウラ セイジ
OURA Seiji
大浦 誠士 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/08 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「無心所著歌」から見る和歌世界 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岩波書店 『文学』 |
巻・号・頁 | 6(4),37-49頁 |
概要 | 万葉歌の世界ではやや異端的と見られている巻十六の歌を出発点として、そこから万葉歌の世界を捉え直す論である。意味をなさない歌をあえて作ったという「無心所著歌」をはじめとする巻十六の歌世界には、近代的な文学の観念とは異なりながらも、<遊>の中で言葉によって世界を構築する<芸>がみとめられ、その言葉の<芸>は季節歌・挽歌・相聞歌等の正統的と見える万葉歌の世界と質的に同等のものであることを確認し、近代的な文学観とは異なる視点から万葉歌を捉え直す必要性を主張する。 |