ヤマモト ミツル
YAMAMOTO Mitsuru
山本 充 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/12 |
形態種別 | 未選択 |
標題 | Changes in Agriculture and Rural Employment in southawesten Thuringia, Germany |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 日本地理学会 Geographical Review of Japan 70(Ser.B) |
巻・号・頁 | 83-94頁 |
概要 | ドイツ・チューリンゲン州南西部農村を例として、ドイツ統一前後において一農村の買う世帯の就業状況がどのように変化したのか、現地調査に基づいて明らかにした。そこでは、統一前後において就業先は、旧東ドイツ領内から旧西ドイツ・バイエルン州へと大きくシフトしたものの、統一前後をとおして、持続的に農業に農外就業を組み合わせる多就業農業が営まれていること、各農家世帯の中で、老年層が農業に、若年層が主として農外就業、とりわけ専門職や技能に従事する傾向にあることを示した。すなわち、政治体制や経済システムの変化にかかわらず、多就業農業が農家の戦略として継続的に選択されていることを実証した。このような戦略をとる地域的な背景として、ローマ法の伝統を引く均分相続制による経営地の細分化、農業にとっての劣悪な自然条件、チューリンガー・ヴァルトにおける地場産業の展開が考えられた。」 |