ハシダ ヨウイチロウ
HASHIDA Yoichiro
橋田 洋一郎 所属 専修大学 経営学部 専修大学大学院 経営学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 未選択 |
標題 | 共同開発の形態によって異なる商品の革新性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 商品開発・管理学会 「商品開発・管理研究」 |
巻・号・頁 | 1(1),21-33頁 |
総ページ数 | 13 |
概要 | 共同開発と革新性の関わりをあつかった先行研究では、商品の革新性を決めるうる影響要因や商品の革新性が決まるまでのメカニズムについて、十分な考察がなされていない。そこで本研究では、商品の革新性を決めうる影響要因として共同開発の形態を扱いつつ、企業間でやり取りされる情報の役割にしたがって商品の革新性が決まるまでのメカニズムを探ってみた。紐帯の強さと呼ばれる視点から考察を行ったところ、1.関係への埋め込みが深くなるほど企業間の情報交換は進む、2.知識の重複性が低くなるほど企業間の情報交換は進む、3.企業間の情報交換が進むほど共同開発商品の革新性は高まる、という3つの仮説が理論的に導かれた。さらに3つの仮説をふまえたとき、商品の革新性がより高くなると思われる形態から並べていくと垂直的共同開発、異業種共同開発、同業種共同開発の順になることが示された。おわりに本研究が有する意義と限界についてまとめられ、今後の研究課題がいくつか掲げられる。 |