ウチノ サトミ
UCHINO Satomi
内野 里美 所属 専修大学 商学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 自発的な情報開示が自己資本コストに与える影響 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ディスクロージャー研究学会 「現代ディスクロージャー研究」 |
巻・号・頁 | (6),15-25頁 |
総ページ数 | 11 |
概要 | 本研究は、企業の自発的な情報開示が自己資本コストに与える影響を実証的に分析したものである。理論研究から、企業が情報開示を増加させると、経営者と投資家の間の情報非対称性が緩和し、株式の流動性が高まる結果、自己資本コストが低下することが明らかである。本研究は、理論研究に基づき仮設を設定し、情報開示レベルの測定方法と分析モデルを日本の現状に合わせて作り、自発的な情報開示とその経済的効果の関係を実証的に分析した。実証分析の結果、自発的な情報開示レベルが高い(低い)ほど、自己資本コストは有意に低い(高い)という関係を観察した(仮説1の分析)。さらに、決算短信の開示所要日数の短縮という形態で、情報開示の適時性を改善した企業の自己資本コストは、改善前より低下したことを示した(仮説2の分析)。 |