イナガキ ユウイチ
INAGAKI Yuichi
稲垣 悠一 所属 専修大学専門職大学院 法務研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 保護責任者遺棄致死罪における実行行為と因果関係――結果回避可能性(救命可能性)の機能について――[東京高裁平成23・4・18第6刑事部判決] |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 刑事法ジャーナル |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (35),136-144頁 |
概要 | 本論文は、「相当程度の救命可能性」があったとして保護責任者遺棄致死罪(不保護罪)の実行行為性を認めつつ、「確実に」救命できなかったとして不保護と致死との因果関係を否定した事案の研究である。不作為犯の実行行為段階と因果関係段階で二重に機能している「救命可能性」の機能・程度の分析が批評の直接の目的であるが、ここでの分析は、(抽象的)危険犯の実行行為性と結果犯の実行行為性の比較研究にも繋がるものである。 |