シマネ カツミ   SHIMANE Katsumi
  嶋根 克己
   所属   専修大学  人間科学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/09
形態種別 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
標題 負の記憶が造る文化財――フランス、ドイツにおけるユダヤ人虐殺関連の資料館から――
執筆形態 単著
掲載誌名 専修大学人文科学研究所月報
巻・号・頁 (237),47-75頁
総ページ数 81
概要 文化財保護法の規定からすると、大量死の記憶とその証拠は、文化財の範疇に含まれないか、せいぜい「負の遺産」であるかのように考えられている。しかしながら欧米人にとっては「文化遺産とは保存すべき価値があるものを指すのであり、『負』の遺産などありえない」(荻野)という指摘もある。
本報告では、大量死に関する記憶の集積の場としての資料館・博物館そのものが文化財になるという立場に立ちながら、その成立の背景にある政治的な要因をフランス、ドイツの事例に見ていきたい。