カワトウ ヨシヒコ
KAWATO Yoshihiko
河藤 佳彦 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/11 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | まちなかの自律的発展の促進方策に関する考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 高崎経済大学地域政策学会『地域政策研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 17(2),25-43頁 |
概要 | 近年、全国各地において「まちなか」の衰退が顕著になっている。そのため様々な活性化策が講じられているが、費用対効果、採算性、継続性、事業主体のあり方など多くの課題があり、成功事例は少ない。まちなかの活力の主な源泉は商店街であることから、本稿では、商店街の活性化方策について、商店街活性化事業の成功事例の分析によりその成功要因について確認しつつ、事業主体のあり方に重点を置いて考察した。 共通する成功要件は、商業者や地元の人々の主体性であり、「自立性と継続性」の確立である。すなわち、まず商店街の主たる構成員である商業者が主体的に事業に取り組むことが重要な要件となる。コミュニティの構成員を中心的なメンバーとするNPO法人や市民などの役割も重要である。自治体などの公的主体が中心となり商店街活性化の事業に取り組む場合には、商業者の積極的な参加を促進し、将来的には商業者や地元の人々が主体となり自立性が継続できる事業として引き継いでいく必要がある。 |