フジワラ ノリコ
FIJIWARA Noriko
藤原 法子 所属 専修大学 人間科学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/11 |
形態種別 | 未選択 |
標題 | 先端都市社会学の地平 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ハーベスト社 広田康生、町村敬志・田嶋淳子、渡戸一郎編 |
巻・号・頁 | 243-262頁 |
総ページ数 | 20 |
概要 | 奥田道大、松本康監修/担当:II部11章「シンボリック・エスニシティと文化装置としてのエスニック・スクール-『継承する世代』にみる日系人世界の変容」/群馬県大泉にあるエスニック・スクール(ブラジル人学校)における教員を中心とする人々の実践に焦点を当て、日本社会への新たな位置づけを図りつつある実態を明らかにしつつ、それをふまえた上での地域社会における新たな「共生」について考察したものである。日本およびブラジル双方からエスニック・スクールは制度的に位置づけられるようになり、この制度的変化とともに、親世代の移動の経験を記憶として継承し、また自ら移動の経験を持つ世代(継承する世代)である人々のエスニック・スクールでの実践は、「移動」と「定住」の対立でもなく、「同化」と「異化」の対立でもない当該社会への位置づけを提示し、移住1.5世代や移住第二世代に新たなアイデンティティを伝達するものとなっている。移動のなかにある地域社会において、もう一つの「定住」、すなわち移動を抱えながら「定住」する実践とそこから立ち上げられるアイデンティティを通して見えてくる「共生」について考察した。 |