ミヤモト アヤ
MIYAMOTO Aya
宮本 文 所属 専修大学 国際コミュニケーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/12 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 「「瀕死のサブライム」としての利子: Ezra Pound, “Canto XLV,With Usura”の一読解」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『ストラータ』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ストラータ同人会 |
巻・号・頁 | (17),17-26頁 |
総ページ数 | 10 |
著者・共著者 | 宮本 文 |
概要 | エズラ・パウンドの"CantoXLV"における"Usura"(彼の造語で〈利子〉を意味する)は一見、彼の反ユダヤ主義に直結した、〈利子〉をむさぼる者への批判に見えるが、そのレトリックを丹念に検証すると、むしろ〈利子〉自体が、その力の源泉を伏せたまま次第に偏在的な存在に自らを変容させていくのである。本論ではこの詩について、利子批判を装置に現代にサブライムを復活させようとする、パウンドの自嘲的な身振りであるという一読解を提示する。 |