| ハセガワ サトシ
            HASEGAWA Satoshi 長谷川 聡 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2004/02 | 
| 形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) | 
| 標題 | 障害者雇用における使用者の調整義務-1995年イギリス障害者差別禁止法の観点から- | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 中央大学大学院研究年報 | 
| 巻・号・頁 | (33),55-71頁 | 
| 総ページ数 | 17 | 
| 概要 | この論文は、イギリスの1995年障害者差別禁止法(Disability Discrimination Act 1995)における差別概念の一つである調整義務(duty to make a reasonable adjustments)の不履行を理由とする差別の意義と法理の動きを論じるものである。障害者雇用の問題に法定雇用率制度という行政的なアプローチしてきた日本に対して、このアプローチを捨てて差別禁止法の制定という異なるアプローチを採用したイギリスは新たな分析の視点をもたらすこと、この概念が障害者を一定程度優遇する措置を講じることを使用者に義務付けるにもかかわらず均等待遇の原則をその正当性の根拠として有していることから、障害を理由とする差別についてはその法制度の構築や解釈について性差別や人種差別とは異なる視点を要すること、そしてこの差異を認める範囲を明らかにすることが検討課題となること等を指摘している。 |