マツモト トオル
MATSUMOTO Toru
松本 徹 所属 専修大学 商学部 専修大学大学院 商学研究科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 非金融負債会計の国際的な動向と我が国の対応 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 森山書店 『會計』 |
巻・号・頁 | 182(4),124-136頁 |
概要 | 非金融負債は、国際会計基準審議会から2005年6月に公表された国際会計基準書第37号「引当金、偶発債務及び偶発資産」に係る改訂案において、引当金の代わりに用いられ、国際財務報告基準書にすでに規程されていないすべての負債がその議論の対象となる。従来の引当金は、非金融負債とほぼ同意に解されることが多い。しかし、欧米各国や我が国に限定しても、定義及び認識範囲や測定など、その会計的取扱いを詳細に検討すれば多様にであることがわかる。今後急速に進められる会計基準の国際的調和の中で非金融負債がどのように基準化されるかは注視すべきものであると言える。本稿では、このような点を引当金会計の歴史的変遷に関する先行研究をレビューし、そのうえで改訂案が登場した背景を示した。さらに国際的な負債概念の認識範囲が「拡大傾向」をであることをしめしたうえで、非金融負債会計の認識範囲に関する必要な議論は何かを指摘した。 |