イシカネ ヒロシ
ISHIKANE Hiroshi
石金 浩史 所属 専修大学 人間科学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03/15 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 青錐体の軸索終末部におけるS-opsinの機能的意義 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 専修人間科学論集. 心理学篇 |
巻・号・頁 | 8(1),31-36頁 |
総ページ数 | 6 |
著者・共著者 | 石金 浩史 |
概要 | 視覚系における光受容の初期過程として知られているフォトトランスダクションは,視細胞外節部の視物質が光を吸収し,ホスホジエステラーゼが活性化し,cGMP の濃度が低下することにより陽オンチャネルが閉じて細胞が過分極するというものである。しかしながら,近年ほ乳類の青錐体において外節以外の軸索終末部においても視物質である S-opsin が発現していることが分かってきた。そこで,本研究では膜電位固定法を中心とした電気生理学的手法を適用し,この異所性の視物質が光を吸収することで青錐体の出力制御に関与する可能性を検討した。その結果,青錐体は光が照射されると軸索終末部の S-opsin が光を吸収し,神経伝達物質の放出が増強されることが明らかとなった。 |