アカサカ イクミ
AKASAKA Ikumi
赤坂 郁美 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 高密度観測に認められる夏季関東地方の気温と地上気圧の時空間変動の特徴―2014年7~9月の気温と地上気圧データを用いて― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | E-journal GEO |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 12(1),74-84頁 |
総ページ数 | 11 |
著者・共著者 | 大和広明・森島 済・赤坂郁美・三上岳彦 |
概要 | 関東地方で実施した高密度観測から得られた夏季の気温と気圧データに対して主成分分析を行い,これらの時空
間変動にみられる特徴を明らかにした.気温場と気圧場それぞれの上位3主成分には,海陸風循環,ヒートアイラ ンド現象,北東気流に関係した空間分布が認められ,相互の主成分間に有意な相関関係が存在する.これらの気温 と気圧の関係は,いずれも相対的に気温が高い(低い)地域で気圧が低い(高い)傾向を示す.晴天日の気温と気 圧の分布には明瞭な日変化が認められ,日中には海風の発達に伴い,関東平野の内陸部で相対的に高温低圧とな り,日没後から夜間にかけては,ヒートアイランド現象が顕在化して東京都心から北側郊外にかけての都市部で相 対的な高温低圧傾向が認められた.これらの観測事実に基づいた解析から,晴天日の気温と気圧の主要な日変化パ ターンに,内陸部の高温低圧に伴う海風循環とヒートアイランド現象に伴う高温低圧が認められた. |