ハセガワ サトシ
HASEGAWA Satoshi
長谷川 聡 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 勤続期間にもとづく剰員整理解雇対象者の決定と年齢差別 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 労働法律旬報 |
巻・号・頁 | (1716),36-39頁 |
概要 | この判例研究は、イギリスにおいて年齢差別を禁止する二〇〇六年雇用平等(年齢)規則(Employment Equality (Age) Regulations 2006)の下で、「最後に雇用された者が最初に雇用を失う(Last in First out)」と呼ばれる勤続期間を用いた剰員整理解雇対象者決定基準の適法性が争点となった初の事件であるRolls-Royce plc v. Unite the Union([2009] IRLR 576 CA)について研究したものである。右基準が間接年齢差別の文脈において争われたとしても、これが複数存在する決定基準の一つにとどまる限り、原則として正当化され、差別禁止の適用除外規定にも該当しうることを示した上記判決が、雇用維持の場面において高年齢者に対するポジティブ・アクションを強化するものであり、問題状況の異なる若年者保護と高年齢者保護のバランスの取り方について検討を試みたものであることを指摘する。 |