オガワ タケシ
OGAWA Takeshi
小川 健 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他) |
標題 | サーベイ報告:再生可能資源としての水産物貿易の経済分析・概括として |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際漁業研究(シンポジウム報告改訂版のため、無査読) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国際漁業研究 |
巻・号・頁 | 15(1),29-35頁 |
総ページ数 | 7 |
担当範囲 | 単著ゆえ全範囲を担当 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 小川健 |
概要 | 水産物・漁業を念頭に置いた水産経済学と、国際貿易論とを統合できるモデルが本格的 に提唱され来年(2017 年)で 20 年になる(1)。しかし、旧来のレジーム・シフト論のよう に人間の活動をノイズとして捉える観点が未だに幅を利かせ、日本では漁獲量割り当ての 議論などは遅々として進まない。一方で、水産経済学・資源経済学の多くは水産資源・漁 業資源しか見ず、国際貿易論と切り離されて議論されてきた。それ故に、現代の(水産物 が国際市場やオンライン市場に多数流通し、TPP 等の国際的な包括ルール整備が進む中 で)活発な交易・貿易の中での知見とその管理の在り方に関し活路を見出せずにいた。貿 易と資源管理という側面の重要性に再び光を当てるために、従来に得られている結果のサ ーベイを中心に、再生可能資源としての水産物貿易の経済理論とその分析を概括する。 なお、本研究紹介は天然ものを主に想定した貿易モデルを議論の焦点に据える。しかし、 漁獲関数を「養殖(蓄養)工程まで含めての生産関数」と広く見ることで、養殖(蓄養) 部分へも知見を見出せる。完全養殖の中で商業経路に十分乗っているものは、通常の農業 品のように「リスク」に注意を払うことで、短期的には工業品と同様に考えられる。 |
ISSN | 2187-9265 |
researchmap用URL | http://www.jifrs.info/taikai/symposiumabstract_2016.pdf |