トオヤマ コウ
TOYAMA Koh
遠山 浩 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/02 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 台湾IT企業のサプライチェーンと金融(関満博編『台湾IT産業の中国長江デルタ集積』第6章) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 新評論 |
総ページ数 | 37 |
概要 | P.211-241 / 本稿は、平成16年1月から8月にかけて、華東・華南地区に展開する台湾系を中心とするIT製造業約50社に対するフィールド調査をもとに、当時急速な事業拡大を達成していた台湾系企業の動向を企業金融の観点から研究したものである。IT製造業において台湾企業の占めるシェアが高い背景には大量の出荷・生産を支える資金調達力があると評価されていたため、その解明を試みるべく、台湾第三位のPCメーカーである緯創資通(Wistron)のサプライチェーンに注目し分析している。 緯創資通のようなPCメーカーを第一層、部品サプライヤーを第二層、第三層と定義し、第一層および第二層に該当する台湾上上企業24社の貸借対照表を比較分析し、第一層企業が輸出向けに抱える売掛金や在庫のための資金負担を第二層企業が支え、第二層企業はさらに第三層企業に資金負担を求める構造になっていることを示し、台湾株式市場やオフシェア市場にてリスクマネーの調達が可能な金融システムが成立していることが台湾IT製造業の成長を支えていることを導いている。 第4章2-(1)輸出加工区に立地するアッセンブラー(緯創資通[Wistron])(P.111-116) |