トオヤマ コウ
TOYAMA Koh
遠山 浩 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/02 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 民営中小企業と金融問題(関満博編『現代中国の民営中小企業』第10章) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 新評論 |
巻・号・頁 | 603-655頁 |
総ページ数 | 53 |
概要 | 本稿は、平成16年8~9月(大連)、平成17年1月(広東省江門、仏山、広州、東莞、深セン)、3月(無?)、7月(北京)、8~9月(温州)に実施した民営中小企業及びその関連機関100ヶ所強に対するフィールド調査をふまえ、中国民営中小企業と金融問題をマクロ・ミクロの両面から考察している。ミクロの考察については、創業資金の確保、デットファイナンス、エクイティファイナンス、政府資金活用の4期分から資金調達事例を研究した後に、5地域の政府や金融機関の取り組み事例をすることで、中小企業の成長に貢献する金融システム事例を比較検討している。これに、中国全土および5地域の特性を統計や中国語文献で整理したマクロの視点を加えて中国の民営中小企業に資する金融システムを考察している。以上より、中国は広大で各地域の置かれている状況が異なるため、中国全土で取り組むべき銀行改革にだけでは民営中小企業向け金融の拡大にはつながりにくく、地域ごとの金融への取り組みも重要であるとの結論を導いている。 |