カナイ マサユキ
KANAI Masayuki
金井 雅之 所属 専修大学 人間科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/02 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 温泉地の旅館経営における二つの方向性――<資本力>と<おもてなし>の複合因果に関する計量分析 |
執筆形態 | 未選択 |
掲載誌名 | 山形大学 『山形大学紀要(社会科学)』 |
出版社・発行元 | 山形大学 |
巻・号・頁 | 38(2),107-128頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 金井 雅之 |
概要 | 団体客から個人客へのシフトと顧客ニーズの多様化という,近年の温泉旅館を取り巻く環境変化の中で,<資本力>と<おもてなし>という経営上の二つの方向性が経営改善にどのように寄与するかを,質問紙調査のデータを用いて計量的に検証した.<br />
分析の結果得られた主要な知見は,以下の3点である.<br /> 第一に,標準宿泊料金が低い旅館と高い旅館とでは,経営方針と経営状態との間の因果の構造が大きく異なる.これは,旅館の経営を考えるにあたって,すべての旅館を一律に論じるのは危険であることを意味する.<br /> 第二に,特に高価格の旅館において,経営理念としては,<おもてなし>の方が<資本力>よりも経営改善に寄与する.これは,近年推奨されている個人客や滞在客向けに温泉自体の価値や温泉地としての魅力を前面に押し出していくような経営方針が,これからの時代の流れを見据えた先行投資としてのみならず,現時点での経営改善にも実際に役立っ |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/9431499 |
researchmap用URL | http://www.lib.yamagata-u.ac.jp/kiyou/kiyous/kiyous-38-2/image/kiyous-38-2-107to128.pdf |