マジマ タカシ
MAJIMA Takashi
間嶋 崇 所属 専修大学 経営学部 専修大学大学院 経営学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/09 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 組織文化論に関する基礎的考察-E.H.Scheinの所論を中心に- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 専修社会科学論集 |
巻・号・頁 | (20),113-144頁 |
総ページ数 | 32 |
概要 | 本稿は、組織文化が組織にいかなる影響を与えるのかを、E.H.Scheinの組織文化論を中心に考察することを目的としいている。
本稿は、まずSchein理論が組織の捉えかたなどにおいてC.I.Barnardのそれに似ていることを指摘し、Barnardの言うところの組織の要素である意思決定・コミュニケーション・モチベーションに与える組織文化の影響力を検討した。さらにScheinの視点に抜け落ちている社会性を考慮に入れ、組織文化の組織の社会に対する態度への影響をも考察できるようモデルを拡張した。これらより本稿では、組識のあらゆる側面に、組織文化が認識レベルから強い影響を与えていることが結論づけられ、組織論における組織文化論の重要性を示した。 最後に、本稿が、Barnard理論において組織の重要なもうひとつの要素とされる「リーダーシップ」の組織文化との関係を考察していないことを指摘し、次の考察の課題とした。 |