カワトウ ヨシヒコ
KAWATO Yoshihiko
河藤 佳彦 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1986/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 租税構成の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | オペレーションズ・リサーチ学会『オペレーションズ・リサーチ』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 31(8),494-499頁 |
著者・共著者 | 刀根 薫、小林正彦、河藤佳彦 |
概要 | 我が国の財政危機を救う重要な一手段として、税制改革が求められている。
中立的立場から税に望まれる性質と実際の税の属性との間にトレード・オフ関係が存在することが多いなかで改革を行おうとすれば、誰から、いかなる税を、どれだけ徴収すべきかに対する政策的検討がなされる必要があるとの認識の下に、AHPの手法を用いることによって、1中立的視点に立ち、規範的基準に基づいて決定される租税体系、2政治学的視点に立ち、政策決定者及び政治的諸主体のパワーの均衡として決定される租税体系を導出し、現行の租税体系と比較・検討した。 その結果、規範的な租税体系と政治的な租税体系は共に、現行のそれと著しく異なるものであることが分かった。その原因は、現行の制度が純粋な国内の政治過程から生み出されたものではなく、シャウプ勧告の影響が強かったことによるものと考えられる。 |