アイザワ カツジ
AIZAWA Katsuji
相澤 勝治 所属 専修大学 経営学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/10 |
形態種別 | 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) |
標題 | 生活習慣病予防の機序:骨格筋とアンドロゲン |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 文光堂 「臨床スポーツ医学」 |
巻・号・頁 | 25(2),1163-1167頁 |
概要 | 加齢に伴いテストステロンなどの血中アンドロゲンは低下する。加齢や各種疾患により、アンドロゲンの合成が低下すると、筋量や筋力の低下、更年期障害や骨粗しょう症、生活習慣病などの罹患率が高まる。それゆえ、加齢や疾患により低下したアンドロゲンレベルを運動によって維持・改善することは、生活習慣病の予防の観点からも非常に重要である。本稿では運動によるアンドロゲンの応答性やアンドロゲン作用の標的組織である骨格筋への作用メカニズムについて概説した。これまで、アンドロゲンは精巣などの性腺から主に分泌されると考えられてきたが、骨格筋の局所にてアンドロゲンが産生されることを明らかにした。また、運動は骨格筋局所のアンドロゲン産生を活性化させることを示した。この様な作用機序は、とくにアンドロゲン分泌能が低下する高齢者において、運動による骨格筋の適応に重要な役割を果たしている可能性が示された。 |